英語ページの表記
誤字・誤用は読者の迷い・混乱の要因となるため、正しく一貫した表記を使いましょう。
ページタイトル(ラベル)・見出し(Heading)・本文共通
- アメリカ英語のつづりを使う。Lecture Theatreなどの固有名詞はこの限りではない。
- 原則として英語表記は『シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル』(The Chicago Manual of Style)に準拠するが、例外もある。
- 大文字の多用を避け、可能な限り小文字を使う。大文字の多用は読者の気をそらし、目障りに感じられることさえあるため注意する。
- 東京科学大学を指す場合はScience Tokyoと表記し、we、us、ourの使用は避ける。本文でScience Tokyoの繰り返しを避けたいときは、「本学」の英語にあたるthe Instituteを使う。
ページタイトル(ラベル)・見出し(Heading)共通
- 「the、a、an」の定冠詞・不定冠詞を省略できる。
- ピリオド・カンマを使わない。
- ニュースタイトルの動詞は現在形で過去を表し、未来のことには不定詞と動詞を使う。また、助動詞・「to be 」・「to say 」は省略する。
- 過去のこと:President visits universities in UK
- 未来のこと:President to visit universities in UK
- 文頭でのRegarding使用を避ける。
本文
- パラグラフの間に空白行を入れ、行間を空ける。パラグラフの書き出しは字下げしない。
- 2バイトの文字(全角文字)や記号は使わない。
例: 。 、 ・ : ① * ※ 【】 △ 〒 - 括弧の前後は1字あける。
日付・時間
- 日付は月日年の形式で表記する。
- 月日年の形式の例:
October 1, 2024 - 曜日を含む場合の例(日付の前に曜日を省略せずに記載):
Tuesday, October 1, 2024
- 月日年の形式の例:
- 月名は原則略さず表記するが、リスト表記などのために略す場合は以下のように表記する。
例:
「Jan.」「Feb.」「Mar.」「Apr.」「May」「June」「July」「Aug.」「Sept.」「Oct.」「Nov.」「Dec.」 - 時間はa.m./p.m.を用いた12時制の時刻表記とし、略語にはピリオドを含める。12時を指す場合は、わかりやすいように、12 noon または 12 midnight と書く。開始時間と終了時間は「-」で区切る。
例: 3:00 p.m. - 5:30 p.m.
名前・役職・所属
- 名前の表記は名(given name)・姓(family name)の順で記載する。教員の氏名は、学術論文に記載されたとおりに正確につづる。
例: Naoto Ohtake - 姓の完全な大文字表記(Naoto OHTAKE)は、リストやリスト関連ページなどでのみ使用し、本文中では使用しない。
使用例: Members of the Board - 役職名は、人名の前でのみ単語の最初のアルファベットを大文字で表記する。人名の後ろで使用する場合は小文字で表記とする。
例:
President and Chief Executive Officer Naoto Ohtake
Naoto Ohtake, Science Tokyo president and chief executive officer - 正式な役職名ではなく、職種などである場合は小文字表記とする。
職種などである場合の例: This is staff member John Smith. - 原則として、本文では役職名とフルネームを一度だけ使用する。それ以降は姓(family name)のみ、または役職(the professorなど)のみとする。
本文内で使用する場合の例:
President and Chief Executive Officer Naoto Ohtake gave a speech. Ohtake spoke about… - 写真のキャプションやリストなどで、assistant professor、associate professor、professorを略す場合は以下のように表記する。
役職名を略す場合の例: 「asst. prof.」「assoc. prof.」「prof. 」 - URAは日本特有の用語のため、初出ではなるべくuniversity research administrator (URA)と表記する。
- 特に指定がない場合は、性別を問わない肩書きを使用する。
- 非推奨の例: chairman
- 推奨の例: chairもしくはchairperson
- ニュースライティングで学生・教員の所属を短く書く場合は、以下の表記とする。学生は、理工学系は学士課程1年を除き「系」、医歯学系は「学科」「専攻」に所属するため、その名称を記載する。目的に応じ、学部学生については「bachelor’s program student」「undergraduate student」を省略可能。
教員は、「学院」「学部」「研究科」その他研究院等に所属するため、その名称を記載する。
学生の例:
Hanako Ookayama, 2nd year, Mechanical Engineering
2nd-year master’s student in Mechanical Engineering Taro Yushima
住所
- Webサイトに掲載する標準的な住所表記は以下のとおりだが、目的に応じて大学名の後ろに個人名や部署・部局名を追加したり、メールボックス番号を削除して良い。
- 大岡山キャンパスの例:
Institute of Science Tokyo, Ookayama Campus S6
2-12-1, Ookayama, Meguro-ku
Tokyo 152-8550
Japan - 湯島キャンパスの例:
Institute of Science Tokyo, Yushima Campus
1-5-45, Yushima, Bunkyo-ku
Tokyo 113-8519
Japan
- 大岡山キャンパスの例:
- Webサイトに掲載する問い合わせ先などは、以下のように表記する。部署名が長い場合は適宜省略する。
- 部署への問い合わせ先を記載した例:
Contact
Content Creation Group, Public Relations Division
Email sciencetokyo@isct.ac.jp
Tel +81-3-5734-2975
www.isct.ac.jp/en - 教員への問い合わせ先を記載した例:
Contact
Professor Hanako Ookayama
School of Science
Email hanakoookayama@isct.ac.jp
- 部署への問い合わせ先を記載した例:
- 本文中の建物名・部屋番号・階数の表記は、以下の通りとする。キャンパス内の建物や施設の名称は、単語の最初のアルファベットを大文字で表記する。文章の中では、名称を略さずに表記する。
例:
West 8 Bldg, Rm E1001, 10 Fl.
The event will take place in Room E1001 on the 10th floor of the West 8 Building.
その他の表記
- 講義名、書籍名、映画名、定期刊行物・会報誌名、様式名(願書、ビザ申請書など)はイタリック体にする。英語から見て外来語にあたるフレーズも初出時のみイタリック体で表記する。
例: 「Monotsukuri」「kakenhi」 - 「&」は使わず「and」で記載する。
- 非推奨の例: News & events
- 推奨の例: News and events
- 連続した項目(例:赤、白、青)を「and」で区切る時には、シリアルコンマを使う。
例: The colors are red, white, and blue. - 引用符と句読点の表記順は、ピリオド「.」とカンマ「,」の場合ダブルでもシングルでも終わりの引用符の前に置く。コロン「:」とセミコロン「;」は終わりの引用符の後に続く。クエスチョンマーク「?」とエクスクラメーションマーク「!」は引用文の一部でない限り終わりの引用符の後に続く。
例: This is “only a test,” you know, not “real life.” - 挿入節を区切る際にはエムダッシュ(em dash)「—」を使い、前後を1字あける。
例: The students — John, Alice, and Siri — all received scholarships. - 「campus」は小文字表記する。固有名詞の場合は、定冠詞をつけずにcを大文字で表記する。
- 非推奨の例: the Ookayama Campus
- 推奨の例: Ookayama Campus
- 推奨の例(一般名詞の場合): Science Tokyo has several campuses.
- リンク先が日本語ページの場合は、リンクテキストの末尾に (Japanese) と明記することなどで遷移先の言語を明確にする。
箇条書き
『シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル』によれば、箇条書きの前に文法的に完全な文とコロンを書くのがベストである。箇条書きリストには基本的に以下の2つのタイプがある。
- 項目が完全な文であるため文章が大文字で始まり、ピリオドで終わるリスト。
- 項目が完全な文でなく、文章が大文字もしくは小文字で始まり、ピリオドありもしくはなしで終わるリスト。リストに番号が振られている場合、文章は大文字で始める。
数字の表記
項目 | ルール | 推奨の例 | 非推奨の例 |
---|---|---|---|
数字 | 半角数字で表記する。 本文中の1~9はスペルアウトする。例外として、一貫性を担保するため10以上の数字であってもスペルアウトすることがある。 本文中でも、特に強調したい場合などアラビア数字の1~9を適宜使用する。 | 4,775 between eight and twenty Figures 1 through 9 | between eight and 20 |
年月日 | 一般的に、「月日、年」の形式となる。 | June 23, 2024 | 2024/6/23 |
時間 | 一般的に、12時制+略語の形式となる。 | 3:30 p.m. | PM3:30 |
金額 | 半角数字、もしくは半角数字と半角英字で表記する。 | 12,800,000 12.8 million | 12,800,000 |
単位 | 半角数字と半角英字で表記する。 | 1 kg, 2 cm, 100 ml | 1 KG, 100ML |
年齢 | 一般的に、半角数字で表記する。 | 20 years old | |
学年 | 年次で表記する。 | second-year student, 2nd-year student | freshman, sophomore, junior, senior |
通貨 | 半角数字と通貨記号、半角数字と通貨略称で表記する、もしくはスペルアウトする。 | $100, USD 100, one hundred United States dollars | one hundred dollars |
パーセンテージ | 半角数字とpercentもしくは % で表記する。 | 10 percent, 10% | 10 Percent, 10 percent |
世紀・年代 | 半角数字と半角英字で表記する。 | 21st century in the 1980s | 21st Century, in the 1980’s |
小数 | 半角数字で表記する。 | 0.03 | 0.03 |